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フィクサーに殺された美しい男女の夢

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めーっちゃオシャレな海外系のファッション雑誌を飾っている男女が、フィクサーに殺されたらしく、たぶん彼女は黒幕の愛人やったんやろうな〜などと思いながら、夢から覚めました。
寝ぼけ眼で夫に告げると、「うんうん、ワシも見た見た…」とウソばっかりで、適当にあしらわれます。いつものことなので、まあ、夫の気持ちもわかりますが。はい。
とても美しい若い男女。男はスーツを着て、女は真っ赤な口紅が似合っていてロングヘアにミニスカート。典型的なモデルの風貌です。二人が並んで砂漠の上で横たわっているという雑誌の表紙。
名も知らぬこの美しい二人が、殺されてしまったという悲劇を知ってすぐに目覚めたので、感情より、その雑誌の男女の姿が脳裏に残ったままです。
夢の中では、あくまでも「海外での」出来事。有名らしいけど知らない二人(という設定)。「ひとごと」のレベル以上には、感情は動きませんでした。
ここに書くほどではない、どうってことのないヘンな夢です。
夢は「可笑しいところ」「いびつなところ」が解析の鍵ですが、この夢は、全編通していびつで、違和感があります。逆説的に、それが、とてもメルヘンチックです。
私は、何か「ひとごと」に感じることに関わっているのかもしれません。それは、この夢のように、感情が動かされないニュースを見ているようなものかもしれない。
私には、なんのことか、思い当たる節はあります。
でも、それが好いとか悪いとかのジャッジをする気分にはならず、ああ、そうなんだと、これは、私の人生にとって、それくらい淡々としたことなんだと受け止めました。本当のことを言えば、その夢は、彼らがフィクサーに殺されようが、私には「知ったこっちゃない」事件で(笑)、美しいけれど知らない男女なのですから、私の中でゴシップにもならない程度のもの。
ジャッジとは違いますが、外の世界への関わりというのは、「感情」を使うことなんやなと思われました。まあ、こんなふうに淡々と関わることも可能ですが、おもろない。(笑)
ちょっと目線の違う言い方をすれば、「私」の感情を顕現させるのが「世界」という気がします。まあ、「思考」の顕現も「世界」ですが、それだけでは、どうにもおもろないみたいで、だから、おもろくするために「物語」は生まれるのでしょう。
また話は飛んでしまいますが、私が夢見の世界の住人(天使や妖精や妖怪や宇宙人)に心惹かれるのは、「おもろい」と「おもろない」の境目を「おもろい」と感じるからなのだと思います。
喜怒哀楽がくっきり浮かぶ「物語」が生まれる前の、何かが情緒に働きかけて、感情が揺らめきはじめる刹那、その揺らぎ、ファジーさ、そこに夢見世界の広がりがあります。
そこにしか住めない存在の薄い者たちのささやかな動きが、物語のはじまりです。淡々とした世界に一瞬発生する、ひずみ のようなもの。静かな水面に、砂粒を一つ投げ込んだような、小さな小さな波紋。
思考では、掴めそうで、掴めない、それ。感情だけが、ささやかに揺れる、それ。
首を傾げている間に展開し、瞬く間に終わってしまうような物語。それがメルヘン。
でも、それは、その後に誰かが続ける、厚みのある色彩物語のプロローグになるのです。
メルヘン──揺らぎから、生まれたばかりの物語。
うっすらと浮かぶ、刹那の物語を、私はこよなく愛します。
 

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