青不動さんとガラスの茶室(将軍塚青龍殿より)

ミニオンズを観るつもりで映画館に行ったがすでにチケット売り切れ。ボンはすっかり観る気になっていたので、だいぶんガッカリしていたけれど、気持ちを切り替えて、昨秋落成なった青龍殿さん参詣に将軍塚へ。

ここの見晴らしはすんばらしい~のだが、それゆえ昔は(今もかな?)、夜はヤンキーにーちゃんらのたまり場になっていたりして治安がよろしくなく、少し怖いところというイメージがあった。

しかし、青龍殿さんがこんなに美しく再建されたことで、それが牽引力となり、これからはさらに整えられるのではないだろうか。ほんま、ここまで京都の全貌が遮られず見晴らせるところはあまりないよ。

6年前、ボンを妊娠して悪阻でたいへんグロッキーだった時期に、東山の青龍院門跡で特別に御開帳されていた青不動さんを拝ませていただいたことがあった。今回、5才になった彼を連れて青不動さんと再会。超高齢出産で難産で……でも、こんなに大きゅうなってくれましたと言えて、感慨深くありがたい。

●青龍殿さんのサイト→http://www.shorenin.com/gokaicho/
トップの動画が素晴らしい。青不動さんも大展望も。胸がどきどきする。
お寺の展望台にはガラスの茶室が浮かんでいる。夜にライトアップなんぞされたら、さぞかし幻想的なんやろうなあ。

ガラス製の茶室って一瞬「なんじゃこりゃ?」と思ってしまうが、考えてみると茶道の精神性にも適っている感じがしてくる。特に、この場所にあると、儚くもあり、どこか不思議と硬質でもあり、いとゆかし。
どこかの茶人(=初老の御仁がいい)が、夜に浮かび上がるガラスの茶室で、しずしずとお手前をされているさまが想像される。美しいなあ。儚いなあ。

三方が山に囲まれている様子、御所の緑、川の分岐が一目瞭然になる。何もかもが完璧に見える。

「あのへんが、うちやなぁ」とか、「昔住んでたIって、ここから見たら、ほんま奥の院やなあ」などと夫と語り合う。

死んで身体から自由になったら、ここから鳥のように飛びたいなぁ。まずは、鴨川と高野川のあの分岐を目指そう。…そんなことを考えていると、その時がくればきっと飛べるのだろう。

ボンが「もう行こう」と促すまで、飽かず眺めた。