日曜日。なぜか気持ちが落ち込んでいて……
……もとい。なぜかはわかっている原因で落ち込んでいたのだが、原因を「直す」という次元のはなしではないので、最初は、単に気分転換をしようと試みた。
が、さらに気分が悪くなった。
ああ、今の わたしは、気分転換したくない。いや、気分転換はしたいのだけど、自分の気分を無理やり変えようとは思っていないんやな……ってことに気づいた。
だから、割と長いこと(=半日ほど)気分悪いまま、その感覚に気づいたまま、過ごした。
夫にも、気を遣わず(かといって、特別不機嫌にも見えなかったとは思うけど)、ノートに「暗いなら 暗いままでいよう ほととぎす」と書いた。🤣
あまり気持ちが浮上してこなくて、鬱々とする。
それでも、無理に自分の気持ちを前向きに変えようという気持ちには、不思議となれない。いや、厳密に言えば、前向きにしようとするエネルギーも出てこない。
たぶん、暗いままでいるほうが、単にラクだってだけだ。
そうや、このラクを選ぼう。こっちのラクを選ぶことなんて、だれも教えてくれなかった。でも、胸を張って(!)ラクを選ぼう。
だれにも迷惑をかけず、ただ、ひとり暗くしている。
これは楽勝だ。笑
ひとつだけ、はっきりわかっていることは、この気持ちが、一生続くわけがないってことだ。
間違いなく、そのうち消える。そして、あたらしい気持ち、あたらしい感覚が、がんばらなくても、気分転換なぞしなくても、やがて浮上してくる。
それだけはわかっているので、焦らずにいられた。
そして、このうっそうとした気分が、私を何処に連れて行ってくれるのか?
そんなことを思い、少しだけ楽しみになってきた。
こうなると、まもなく、この気分は抜けるのだろう。そう思った。
お風呂で、鬱ったまま、体を流していると、ああ、ほんとうに、このままで、暗いままでいいのだ と思えた。変えようとしなくていいのだと、本当に思えた。
この 私で いこう
今は、暗い私 でいこう。
そう思えたとたん、私は、幸せになった。
この私でいこう。
この私からは、逃れられない。
すべてに尻尾を巻いて、彼方まで駆けて行ったとしても、この私からは逃げられない。これだけが、本当に逃げられないものだ。
本当に逃げられないものを受け入れられた時、私は、安堵し、幸せになった。
それがどんなにネガティブで、他の人から責められたりしても、私だけは、私を責めず裏切らないでおこう。
そう決めた。
幸せは、意外とカンタン。出来事とは、次元が異なる感覚の世界にあった。