今月のミニログ内でもちょこっと話したけど、
AmazonPrimeで『トップガン マーヴェリック』を観た。
前作(36年前)の『トップガン』の方を、新作を観る前に、先に観たいとボンがいうので、改めて前作を観てから、翌日、すぐに新作を観た。
旧作は、トム・クルーズの言わずと知れた出世作で、やはりトムクルーズのための作品。
映画俳優にとって、ここまで自分を輝かせる作品に主演できるのは超ラッキーでハッピーなことだと思う。
それで、今回の続編、新作トップガン。マーヴェリック──。
こちらも、まさにトムクルーズのための作品。さらに、トップガンの次作をどうしても創りたくて、トムクルーズ自身が私財を投じた作品で「トムクルーズによる、トムクルーズのための作品」ってことになる。
彼は「超」のつく著名なハリウッドスターで、今さらお金や名声のためではないと思う。むしろ現実的な意味では、損をしかねない、やる必要のないといっては申し訳ないけれど、トップガンは、あのトップガンの高評価のままでよかったはず。
実際、最初、パート2を創ることに乗り気になる人はなく、結果、彼自身がお金を出し監督やスタッフも集めたそうだ。1作目が大成功している古い作品で、その続編を今更撮るとなると、失敗したら批評家の餌食やもんね。
それでも、彼は撮りたかったんやね。俳優としての自身を、最高にカッコ良く。
だから、トムクルーズの情熱の塊のような作品だったよ。おじさん(年齢的にはおじいさん👴)になっても、どこまでもハンサムなトムクルーズが、どこまでも魅力的に見える良作だった。ある意味、ナルシシズムの極致😎。まだスーパーヒーローを張れるところを見せてもらえた。
手放しで褒めちぎっていますが(笑)、それには個人的に訳がある。
任務中、マーヴェリックが、後輩のルースター(前作での親友の息子という設定もニクい✨)の危機一髪に叫ぶ。
「考えるな。動け」
その瞬間、慎重なルースターの中で何かが切り替わる。
(ちょっと、ブルースリーを彷彿とさせはするけど……笑)
……いやぁ、しびれましたわ。
鼓舞なき鼓舞の言葉。
私はあれから、脳内がごちゃっとしかけたとき、マーヴェリックのあの言葉を反芻して、ごちゃっとしたもん、全部手放す。
ヘンな話だけど、某国からのミサイル発射のニュース聞いて、胸がザワッとした時にも使えたよ「考えるな!(ゆだねろ)」と。不思議な感じだけど、それだけで「大丈夫」ってフィーリングで一杯になって、胸がスッとする。
あと、
(ネタバレになっては申し訳ないから、観るつもりの人は、ここでページを閉じてください🙏)

私の大好きな、
ハッピーエンドらしいハッピーエンドだった✨✨
ハリウッドの能天気さは健在💫であった。笑